認知症介護現場・20年の実話③『謎の陶器』捜索編

利用者さんの日常

どこかで見た様な?

認知症の利用者さんVS男性職員軍

認知症の女性利用者Dさん、

収集癖がみられます

Dさんより心からの?お届け物です

どこかで見た様な?謎の陶器

困った顔で「はい」と相方男性職員さんに

普段は持っている物を渡してくれないDさんも、その扱いに困ったのでしょうか?

相方職員さん

「珍しく渡されたけど何ですかこれ?」

「どこかで見た様な?分かりますか?」

素手で持ったまま私の元へ

「確かにどこかで見た様な?」

過去の難問にも解答した私も思い出せません

そして

素手で』が後に気付く残念ポイントでした

貴重な休憩時間『謎の陶器』を持ち大捜索

しばらくして…

男性職員さんより「見つけました~」と絶叫

そして絶句…

『男性用小便器の底の部分』でした。

「上からは何度も見ているけど、へ~」

男2人は大納得!

更に…

男性利用者Kさん専用小便器として使用中

しかもこのタイミングで

そのKさんからトイレ誘導のコールがあり、傷心の相方職員さんに代わり私が付き添う事に。

私は不覚にも相方職員さんが『結果発表後』に大きく落胆した姿がツボに入り笑いが止まりません。

涙を流し笑い続ける私にKさん、

「大丈夫ですか?」

「私で良かったら相談に乗りましょうか?」

可哀想な人に見えたのでしょうか?

ワンポイント認知症の症状の1つに『収集癖』があります。特定な物に執着がない場合でも、感情(不安、寂しさ)への『代償行為』としての収集もみられます。

判断力の低下から不衛生な物や危険な物も収集される場合もあり、環境の整備と見守りが必要です。

⇩ ⇩ ⇩

 宜しければ参考にしてみてください

by ちばのそら

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