認知症介護現場・20年の実話②『こだわり場所』痕跡と地図編

利用者さんの日常

こだわりの場所は何故そこ?

ケース(1)

認知症の女性利用者Aさん、

棟内散歩が日課です

日課の棟内散歩中に何故か?

吸い寄せられる様に職員用トイレに!

そして…

立派な『ウ〇コ』を流さず立ち去られます

当初は…

「ウ〇コをして流さない人(職員)がいる」

が拡がり、身の潔白に苦慮する日々

そんな疑心暗鬼の中、

Aさんが『痕跡』を残し立ち去る姿が目撃

以降、Aさんが散歩を始めると職員(特に女性職員)により見守り強化体制が発令されます。

職員用トイレは狭く車椅子や歩行器などのスペース確保や手すり等も設置されておりません。安全面の観点からも利用者さん用のトイレを使用していただきたいと考えておりますが…何故そこ?こだわりの場所?

ケース(2)

認知症の女性利用者Bさん、

廊下の片隅でひっそりと排尿されます

Bさんの棟内散歩後、廊下の片隅に

地図を発見!

そんな時…

現場にいち早く駆け付け○○さんのです

自信たっぷりに判定する男性職員さん

人は彼のことを

科捜研の男と呼びます

棟内散歩ではなく排泄の場所を探していたとも考えられます。何故か?決まった廊下の片隅です。こだわりの場所?

ワンポイント認知症の症状の『排泄障害』は、尿意や便意が分からない、場所が分からない、間に合わない、排泄動作が上手く出来ない等があります。

介護施設では利用者さん個々の排泄パターン(間隔) や排泄動作を把握し、定時誘導以外でも個々に合わせたタイミングで排泄介助を行っております。

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宜しければ参考にしてみてください

by ちばのそら

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