認知症介護現場・20年の実話⑯『発表しま~す!』編

利用者さんの日常

生活の中で役割を持つ事も大切です!

昼食前の日課

メニュー発表の認知症男性利用者Yさん

満を持してホール中央に登場~!

昼食メニューボードを見ながら

大音量での発表です。

「ナンパン」「セイジュウー」

「アサババドウフ」

周りの利用者さん「?」「?」「?」

「いったい何を食べさせられるのだろう?」

不安げな表情の方々も…

でも、いいんです!

自分の役割だと皆さんに発表してくださるそのお姿は大正解だと思います。

何より、満場の拍手が物語っております。

私も漢字は苦手で「セイジュウ」は読めず、

「ナンパン」はこの仕事に就いてから知った言葉でした。

ちなみにですが…メニューボードには

「軟飯(ナンパン⇨なんめし)」

「清汁(セイジュウ⇨すましじる)」

「麻婆豆腐(アサババドウフ⇨マーボとうふ)」

ワンポイント認知症の症状から記憶力や理解力の低下もみられます(今回の利用者さんは、元々漢字が苦手だったのか『?』ですが…)。又、『役割を持つ⇨感謝される』事で、認知症の方も自分の居場所を見つけ安心感を持たれます。今回の件とは別に…認知症の中核症状に失語があり、言葉を理解出来ない言葉が出にくくなる等の症状がみられます。

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宜しければ参考にしてみてください

by ちばのそら

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