認知症介護現場・20年の実話⑱『見た目で判断3選』編

利用者さんの日常

介護現場でも見た目で判断される場合があります。

ケース①

いつも優しい女性利用者Sさん

コップ洗いの後、ズボンの前側が

派手にびしょ濡れとなりました。

男性職員さん「入浴介助の短パンですれば?」

その姿を見た女性利用者Sさん、

「間に合わなかったの?そんな事もあるよ~」

と優しさ満載、励ましのお言葉が…

男性職員さんからの追い打ち

「だからトイレに行けと言ったのに~」

「ね~」と利用者Sさんと絶妙なハモリ。

少し前にトイレ誘導させて頂いたSさんからでした。

ケース②

ストレートな質問の男性利用者Kさん

体重90キロの巨漢をキープしていた頃

私に何か?言いたそうな熱い視線が…

遂にその『何か』の正体が明らかに!

お相撲好きKさんからストレートな質問です。

「お相撲の強い学校の出身ですか?」

私は「違います」と即答しましたが…

しかし、

既にKさんの中では決定事項だった様子。

以来、『コアな相撲トーク』が日常となり

相撲についての予習復習が私の日課。

そして…

「この兄ちゃんは若乃花の母校、明大中野高校出身です」

と周りの利用者さんへ自慢げに紹介される日々でもあります。

私は田舎の高校出で相撲経験はありませんが…

ケース③

女性利用者Hさんからの質問に「ん…」

女性利用者Hさん、困惑しながら

「あの人はおじいちゃん?」

私「あの方は、おばあちゃんですよ」

それ以上はコメント出来ません…

ワンポイント認知症の利用者さんは理解力の低下から誤認される場合もありますが、無理に訂正せず(内容次第ですが)楽しく会話する事で親しい人と認識され、良好な関係が構築されます。

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宜しければ参考にしてみてください

by ちばのそら

ワンポイント認知症の利用者さんは理解力の低下から誤認される場合もありますが、無理に訂正せず(内容次第ですが)楽しく会話する事で親しい人と認識され、良好な関係が構築されます。

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