認知症介護現場【20年】の事例と対応②『恐がり?』編

事例

Hさんは超〜恐がり

認知症の女性利用者Hさん

移乗介助中に大絶叫で介護拒否

部署異動後、出勤時にHさんの姿がホール席にありません。

先輩職員に確認すると…

「怒って抵抗するからそのままに」との事

私もトライしましたが大声を出され「もう少し様子みて」とのアドバイス

疑問が…

怖がっているのどうするのそのまま

営業マン魂』の発動です!

「何とかしなければ」とHさんの横に座り

『営業マン活動』

偶然、私の腕(前腕)毛に興味を示され「抜こう」としたり「つねったり」、その都度オーバーリアクションを喜ばれ「ニコニコ」されます。

これも一種の『タッチケア』?まさか、『無駄な腕毛』がここで役に立つとは…

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オープンハートな認知症介護

三原則プロセス

Hさんに『興味(関心)』を持つ

➡『好きになる』➡『親しい人

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介護拒否を『否定しない』で

Hさんの『タイミング』を待つ

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『親しい人』➡『オキシトシン効果

➡『心のシャッターOPEN』

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『親しい人』との会話➡

『不安感(恐怖心)』➡『安心感

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徐々に介助時の抵抗は無くなり

大絶叫が『今起きた』『今寝た』の合図だったHさん、いつの間にか静かにホール席に

周りの職員さん達も驚きでした。

例の一言『相性がいいから』が出ましたが…

『認知症介護のポイント5選・他相性がいいから・男だから』も参考にしてください。

認知症利用者さんの介助時は『何が目的』で、今から何をするのかをしっかり『理解』していただけないと介護拒否されます。更に『協力動作』も得られずスムーズな介助は出来ません。

目的を伝える為にも普段からのコミュニケーションにより『親しい人』になっておく必要があると思います。

今回もこのケースだったと考えております。

ワンポイント】親しい人との会話やタッチケアはオキシトシン効果により不安感➡安心感の効果もみられます。

『オープンハートな認知症介護・③オキシトシン効果』も参照してください。

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宜しければ参考にしてみてください

by ちばのそら

             

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