認知症介護現場・20年の実話㉔編『やり直しってあり?』編

利用者さんの日常

介護現場では帰宅訴え時の対応に苦慮します。

女性利用者Nさん、

時々、帰宅を強く希望されます。

帰宅の理由を傾聴し、ご家族と時間を合わせる事に。

が…

再び訴えがヒートアップ!

あっさりと合意が破棄

棟内のドアを開けて回られます。

何故か??施錠中のドアが開き外へ

思わず私は…

「えっ?変です!開くはずがありません」

「中に戻ってください、やり直しです!」

利用者さん、「はい」と中へ。

なんと素直な方でしょう!

施錠確認後「ほら、開かないでしょう」

「これが正解です!」

利用者さん「ほ~」の直後

不思議の国から無事帰還。

そして…

「んっ?悔し~い」と地団駄。

焦りからの展開でしたが、その後じっくり傾聴、今度こそ合意に至りました。

ワンポイント利用者さんが帰宅や外出の訴えをする時はそれなりの理由(思い)があります。否定せず共感する声掛けに『今は』外出が出来ない事に納得される場合もあります。施設の外出対応では、その時の人員配置が問題となります。

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宜しければ参考にしてみてください

by ちばのそら

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