早朝から右ストレート炸裂!
認知症の男性利用者Mさん
早朝から帰宅の訴えが!
介護士として今の私があるのは
伝説の右ストレートのお陰です
そして…
認知症介護の『スタート』となりました。
夜勤最後の山場、離床介助中…
相方女性職員さんから
『帰宅の訴えで興奮しているMさんの対応を代わって欲しい』と要請が…
時既に遅し!
Mさんは椅子を持ち上げ「俺は帰る」と大声
その周りには他の利用者さん達が…
既に声掛け云々の状況ではありません
残り2本の椅子の脚を掴み防戦のみ
しばらくして…
興奮状態のMさんも持久戦に諦めたのか?
椅子から手を離しましたがフェイント?
「ホッ」と椅子を床に置いたその瞬間
『右ストレート』が私の左頬に炸裂!
一瞬目の前が真っ暗、軽い脳しんとう
そして『お星さまがキラキラ』
Mさん、全く諦めていなかった様でした〜
怯える女性職員さんに私は
「安心してください!当たってませんから」
女性職員さん
「いやいやいやいや~」
「メガネが飛んで、涙目ですよ!」
※愉快な介護現場の職員さん達・20年の実話⑤『メガネ族』編も参照してください。
その後は…
帰宅したい理由を傾聴しながら会話、朝食後には帰宅の訴えはありませんでした。
この事が『教訓』となりました!
その為にも
『親しい人』の『否定しない』『共感』
が必要だと思います。
それが出来るのは一番身近にいる介護職員であり、普段のコミュニケーションから『心の変化を察知』出来るのも介護職員だと思います。
又、『相性がいいから』『男だから』が理由でスムーズな認知症介護は出来ません。
それが理由なら『右ストレート』を受けていなかったと思います。
※認知症介護に必要な考え方・他『相性がいいから・男だから』も参考にしてください。
今回のケースでは…
朝の忙しい時間だったとはいえ『BPSD』の前兆を見逃したかスルーした事が暴力行為の一因だと思われ、早期の適切な対応が必要だったと考えます。
⇩ ⇩ ⇩
宜しければ参考にしてみてください!
by ちばのそら
コメント