認知症介護現場・20年の実話⑨残してくれた『証拠?』編

利用者さんの日常

利用者Eさんが残してくれた物は?

今日は皆さん大好き『天ぷら』の日です!

施設でも『お寿司』と双璧を成す二大巨頭の人気メニュー!

発表から、テンション爆上がり

そして、

注文した後輩クンもテンション爆上がり

ところが、

仲良し四人組テーブルの女性利用者さん

「私のエビは?」

確かに『エビ天』がありません。

他の3人さん、素知らぬ顔でお食事中。

その表情からは疑う余地もありません!

厨房に連絡、代わりの『エビ天』を持ってきてくださり、事無事なきを得ました。

「僕もエビ天が大好きなんです」

と笑顔で話した後輩クンも安堵の表情

実は…

厨房に無かったら、自分の『エビ天』の提供を心に決めていた『心優しき青年』です。

そして下膳時、

私はある物を見てしまいました。

心の中で「発見~」と叫びましたが、その場では『無表情』で何事もなかった事に…

おっ!女性利用者Eさんのお皿の隅に

エビの尻尾が2つ!

余程『エビ天』がお好きだったの

無意識のうちに…

もしも、Eさんが『エビ天の尻尾』も食べる派なら騒動は迷宮入りとなり、忘れ去られた日常だったでしょう。

認知症介護現場では不思議な事が日常です

ワンポイントこの利用者さんの場合、普段から認知症の症状の『盗食(食行動異常)行為』はみられない方です。

認知症の『理解力の低下』により他人の物と区別の判断が出来なかったかと考えられます。

⇩ ⇩ ⇩

宜しければ参考にしてみてください

by ちばのそら

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